スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 |
ノンネイティブの価値
去年、視覚障害者のための音声訳の講座を受けました。
市の広報誌を分担してテープに吹き込んだり、視覚障害者の方の求めに応じて書籍等を音読したりするボランティア団体の主催です。

視覚障害について今まで知らなかったことを学べて、勉強になることが多かったのですが、読む技術については、なるべく主観を排して淡々と読むのが基本というところなど、いま習っているナレーションとは似て非なる世界だなと思いました。

その中で、これはナレーションと共通していることですが、標準語のアクセントの問題があります。

受講メンバーの東京出身の方が、「垣には柿と牡蠣が干してある」が完璧に言えるのに、「アクセント辞典の記号を見てもよく分からないし、自分が発音しているのが、上がってるのか下がってるのかもよく分からない」と言っていたのが、非常に印象に残っています。私はこれとまったく逆のパターンだからです。

アクセント記号どおりに読むことはできるし、人が話したとおりに文章にアクセント記号をつけることもできますが、関西出身ですから、標準語のアクセントは自分の中にありません。

講師の先生も、地方出身者の方に「アクセントが分からなくて困る」と質問されたとき、アクセント辞典をこまめに引きなさいとは言うものの、何度か口ずさんでみて自然に感じるほうを取ればいいのよ、という言い方をすることもありました。

体に入っているアクセントの感覚が標準語と違うから困ってるのに、それがネイティブ(この場合は標準語に近いアクセントの地域で育った人)にはなかなか分からないんだなあと思いました。

無意識に身に着けたものを解析して、元々その感覚のない人に教えるというのは、並大抵のことではありません。
中にはそういうことのできる人もいるけれど、お手本を示すことしかできない人もいます。

そう考えると、言語の習得に関して、ネイティブにはできない部分を教えることのできるノンネイティブの教師の果たす役割は、非常に重要だと思います。

音声訳自体についても色々面白いトピックスはあったんですが、今回はそれから派生して、外国語学習について思ったことでした。
スポンサーサイト

テーマ:ことば - ジャンル:学問・文化・芸術

【2007/01/23 00:35】 | 外国語学習に思うこと | トラックバック(1) | コメント(0) |
<<「おじさん、語学する」 | ホーム | 「東大特訓班」(「ドラゴン桜」台湾版)>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://lingmuk.blog82.fc2.com/tb.php/19-d54f34e6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
視覚障害
視覚障害視覚障害者(しかくしょうがいしゃ)は視覚に障害のある人。通常は「目の不自由な人」と表現されることが多い。全盲の場合は盲人、と表現する時期もあった。盲(めくら)は現在では差別用語とみなされることがある。盲(めしい)とも。障害者、特 なぎのblog【2007/03/07 08:59】
花より中国語


中国語学習ブログです。

プロフィール

れんもく

Author:れんもく
中国語もできるナレーター目指して勉強中

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

 

アルク

ゴガクル中国語

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。